交通事故賢い示談交渉の進め方

   戦略的な示談交渉時期


  1. 交通事故に遭った際に取るべき行動(1)
  2. 交通事故に遭った際に取るべき行動(2)
  3. 交通事故に遭って、通院しなければいけない病院
  4. 自賠責保険と任意保険の違いについて
  5. 慰謝料の計算方法(1)
  6. 慰謝料の計算方法(2)
  7. 交通事故の慰謝料と 示談交渉マニュアル
  8. 交通事故のむち打ち慰謝料最高額化完全版!レントゲンMRIにも写らないのに12級逸失利益満額取った方法
  9. 交通事故 慰謝料を最大化させる示談交渉術 もう、保険会社には負けない!
  10. 示談交渉を勝利に導いた経験者が暴露する、交通事故の示談交渉【極秘】裏マニュアル


 交通事故慰謝料獲得マニュアル
  1. 交通事故慰謝料獲得マニュアル
  2. 交通事故に遭い、まずしなければいけないこと
  3. 示談時に必要な書類、入手先
  4. 通院する病院の選び方
  5. 効果的な通院方法
  6. 戦略的な示談交渉時期
  7. 慰謝料の種類及び計算方法
  8. いざ示談交渉へ
  9. 交通事故慰謝料獲得マニュアル まとめ


 
 6.戦略的な示談交渉時期
この章では、具体的に慰謝料を最大限取るために、
どのタイミングで示談すれば良いかを話していきます。
まず交通事故に遭い、最初に診断書を書いて
もらうかと思いますが、
この診断書には、
2~3週間で完治予定と骨折でもしていない限り、
診断書に書かれます。
ただし、完治予定ですので、2~3週間で完治できなければ、
通院できませんという意味で書かれているわけ
ではありませんので、ご安心下さい。
おおよそムチウチになったり、腰部挫傷と診断された方は、
最低でも1、2か月は治っていない事がほとんどで、
相手の保険会社は、ムチウチの場合には3 ヶ月で
治療の限度と言ってきます。
これは実際私の場合がそうでした。
相手の保険会社は、今まででこんなに通院して
治らないケースは少ないと言ってきますが、
それは単純に被害者に対して
慰謝料を払いたくないという姿勢からくる言葉ですので、
身体が治っていないのに、
ここで示談してはいけなせん。
もし、治療打ち切りなど言ってきましたら、
今まで治療を進めてきた医師に相談し、
治療の打ち切りを止めてもらうようにしましょう。
例えばこんな感じで先生に伝えます。
「先生のおかげで随分と身体の状態が良くなってきたのですが、
まだ完全に治っていないので、
先方の保険会社から治療を打ち切ると言われたら、
先生から治療をまだ打ち切らない話をして頂けませんか?
早く自分も本調子で仕事に戻りたいため、
先生のお力が必要なんです。宜しくお願いします」
これで、大半の保険会社はだまります。
そもそも、相手の保険会社は、
自賠責保険から支払われる障害部分の
慰謝料120万円の中から立て替えて
治療費などを払っているため、
相手の任意保険会社は一円も損をしたくないために、
早期に示談させようとしてくるわけです。
この自賠責保険の仕組みの話になりますが、
障害部分の120万円とは被害者救済の為の費用でして、
加害者が別に入っている強制保険の事を言います。
この強制保険の中から、
被害者の治療費、諸雑費、慰謝料などを
障害保障の120万円まででしたら、
全て自賠責保険から
支払ってもらえるようになっているんです。
もしこの120万円を超える費用がでてきますと、
任意保険会社が支払うといった
二段階構造になっている仕組みとなっております。
ですので、最初に支払われる
自賠責保険の中で支払いが終われば、
任意保険会社は一円も被害者に対して、
支払わなくても良くなってしまうため、
被害者に示談を急がせているのです。
それに加えて、早く示談にさせろと医師に迫るケースもあり、
医師も相手の保険会社から催促をかけられている
ケースが非常に多いのです。
ただし、この内容というのはあくまで相手の
任意保険会社の都合ですので、
身体が治るまでは治療を続けるのは
当然ですので、
医師を被害者の味方にしなければ
いけませんので、相談の持ちかけ方も大事になります。
充分この辺は理解するようにして下さい。
本題に戻ります。
こういった流れで3 ヶ月が過ぎると
相手の保険会社から
連絡がありますのでこれを延長し、
最低6 ヶ月は治療をする方向で考えてください。
なぜ6 ヶ月にこだわるかと言いますと、
6 ヶ月が過ぎますと、慰謝料の算定基準が
下がる傾向にありますし、
この6 ヶ月で身体のケガが治っていなければ
医師から症状固定の診断を出してもらい、
後遺障害診断書を書いてもらえるからです。
この後遺障害診断書とは、
後遺障害が残ったので審査をお願いします
という書類の事です。
この書類を、損害保険料率算出機構というところへ送り、
後遺障害として認めるか認めないかを判断してもらいます。
後遺障害慰謝料とは、
相手の保険会社からもらう慰謝料の他にも
自賠責保険からさらに慰謝料が別でもらえるのです。
(障害部分の120万円は含まない)
例えば、ムチウチの場合ですと、
14級か12級が認められる内容が多いのですが、
14級ですと、
逸失利益と後遺障害慰謝料の合計で
75万円もらえます。
12級ですと、
逸失利益と後遺障害慰謝料の合計で
225万円もらえます。
この金額は相手からもらえる慰謝料よりも
多くなります。
こういった形で後遺症害認定を
受けられる可能性はあがりますので、
半年通院し、身体が治っているかどうかを確認し、
治っていないければ、
後遺障害診断書を書いてもらい
審査してもらえば良いと思います。
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